2017年2月アーカイブ

2月の美夜古郷土史学校講座は、北九州いのちのたび博物館学芸員:守友隆氏が
「朝鮮通信使と小倉藩主小笠原忠固」というテーマで講演。


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朝鮮通信使は室町時代から江戸時代にかけて、朝鮮国王と日本国王の間で国交を結んでいたが、
豊臣秀吉の朝鮮出兵によって一時中断されていた。

江戸時代になって徳川家康の命により対馬藩が国交回復を行い、
朝鮮から将軍の代替わりを祝って12回の使者が派遣された。

通信使は対馬を経て、相島から大阪まで瀬戸内海を船で、大坂から陸路を江戸まで行き日光にも参拝した。

沿道の町人たちは、使節団一行の通過をイベントとして楽しみ、文化や学問の交流も行われた。


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朝鮮通信使が江戸まで行くと、道中の接待などで大変な財政負担がかかるため、
12回目は日本と朝鮮の間の対馬で国交を行うことになり、徳川幕府から小倉藩小笠原忠固が通信使来聘の上使を命ぜられた。

小倉藩小笠原氏は譜代大名で豊前の国小倉15万石を与えられ、将軍家から信任も厚く、
九州諸大名から「九州探題」と認識されていた。

また小倉は対馬に近く海に面し藩の船手が充実していたため、対馬まで1200人を渡す大船団を組むことが可能であったこと、
小笠原家に伝わる武家の故実儀礼を身に着けていたこと、なども任命の理由とされた。


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小笠原忠固は無事に朝鮮通信使の上使として役目を果たし、将軍徳川家斉から使節団対応を賞されたため、
忠固は昇進の野望をもった。

藩をあげての昇進運動の結果、忠固は歴代小倉藩主10人の中でただ一人「溜間詰」「少将」に昇任した。

小笠原忠固の異例の昇進について、忠固が安志1万石の小藩から養子として小倉藩に迎えられたため、
小倉藩では軽んじられた可能性があり、そのため忠固は家格の上昇や自己の昇進を強く望んだのではなかろうかと解説しました。

講演日:2017.2.16

みやこ町みどりの館ギャラリーで開催中の、「美夜古の風」第11回絵画作品展。

京築地域の70人の作家が描いた80点の作品が展示されています。

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今回は身近な題材をテーマにした作品も多く、一点一点時間をかけて鑑賞していくと、
作者が何に注目して描いたのか、その意図を想像するのも楽しい。

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ギャラリーには「みやこの風」が吹いています。

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・ギャラリーは入場無料、館内でコーヒーや食事もできます
・作品展は2月26日まで(11時~17時)

みやこ町の文化遺産ボランティア養成講座第4回は、ボランティアガイド活動の視察のため大宰府を訪問。

大宰府史跡解説員の木村さんに、大宰府政庁跡や観世音寺の史跡ガイドをして頂きました。

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経験1年程度とのことでしたが、大宰府政庁にかかわる豊富な知識を持ち、
我々のいろいろな質問にも的確に答えて頂き満足でした。

自信を持った説明は、広い知識に裏付けされたものと思われ、何よりも大宰府の歴史に深く愛着を持っておられる様子で、
温厚な人柄と流暢なガイドぶりは良いお手本になりました。


続いて訪れた大宰府市文化ふれあい館では「くらしのうつりかわり展」を開催中で、担当学芸員の説明では、
この事業は支援ボランティアとして「おたすけまん」の24人が小学生社会科の学習支援を行っているとのこと。

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年配の「おたすけまん」が、昔の電化製品のない時代の暮らしや農作業などについて、
自分の経験をもとに子供たちに分かりやすく解説してあげるというシステム。

毎年15校から20回の申し込みがあり、1500人の児童たちが勉強しているそうで、
ボランティアが異世代間の文化の橋渡し役を担っているとのことでした。

撮影日:2017.2.18

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