2017年10月アーカイブ

みやこ観光まちづくり協会が行う「みやこ観光まちづくり講座」の第1回目は、
日本エコツーリズム協会の辻野啓一事務局長が「エコツーリズムは地域創生の強力な切り札」というテーマで講演を行いました。

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長年JTBで観光旅行に携わった経験をもとに、地元をこれから活性化するための観光事業の在り方について、
実際に活動に取り組んでいる地域の実例を挙げてその斬新的な活動と成果を紹介し、多くのヒントを頂きました。


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・エコツーリズム(自然環境を損なわない持続可能な観光)で地元の自然の素晴らしさを説明すれば、
地元はもっと魅力的になり、それが地元を元気にする。

・観光ガイドの育成と小道具の準備が必要。
ガイドのための周到な準備と手順の反復練習をおこなえば、自分の郷土の素晴らしさも再認識することが出来る。

・魅力ある観光地域づくりは、自然や文化、地域の生活習慣などを活かす観光ボランティアガイドが
重要な役割を担う。

・ガイドの説明を聞き、地元に溶け込んで楽しめる観光は感動の程度が全然違う。
行動しながら現地ガイドの説明を聞くという、新しい旅の楽しみ方を提唱したい。

・エコツーリズムを楽しむには、宝探しの手法でうまいもの探しをやってみる。
アンケートの方法も意外にたくさんの回答が寄せられ、情報共有が出来て効果がある。

・広報をうまく利用する。載せる場合は「サラリーマン川柳」のようなユーモアのセンスが必要。
新聞の地方紙に載せてもらうと、他の新聞も注目してくれる。
また、新聞記者と知り合いになって、出来るだけ多くの記事を載せてもらうことも大事。

・インバウンド(訪日外国人旅行)で欧米の人たちは、地方の田舎に興味を持っている。
農村風景や古民家、地元の人たちとの触れ合いを好む。
日本人とは興味のあるものが違うので、地元が気付かないものを教えてくれる。

・観光案内は、いつでも誰でも行けるではなく「ここだけ、いまだけ、あなただけ」の法則で案内すると
効果がある。

・フェノロジーカレンダー(自然を中心とする1年間の季節暦)を作成して、観光客に地域の宝を伝える。
作成して何回も見ているとストーリーが生まれる。

・新しい観光地として取り組む場合、活気がある所を真似るのも良い。
みやこ町はサイクリングロードなどのエコツーリズムに効果が出ると思う。
自然の素晴らしさをガイドさんが説明すると、地域がもっと魅力的になり、リピーターも増える。

講演会:2017.10.14

「みやこ観光まちづくり協会」は台湾のプロモーションビデオブロガーを招いて、
みやこ町の美しい風景や魅力的な伝統芸能を撮影し、
台湾で情報発信して観光客を誘致しようと取り組んでいます。


みやこ町滞在3日目は豊津周辺の撮影で、先ずは「みやこ町歴史民俗博物館」を訪問。

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博物館では、郷土出身で功績あげた著名人の資料を展示中で、
夏目漱石の門下生で漱石研究の第一人者といわれるドイツ文学者の小宮豊隆や、

米国でエジソンから電気技術の指導を受け、帰国後NECを設立した岩垂邦彦などに質問が集中。

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次に訪れた豊前国分寺三重塔では、美しい田園風景の中に悠久の時を刻んで佇む三重塔の姿に心をひかれた様子で、
しばらく三重塔の撮影に没頭。

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8世紀の奈良時代、政治の中心地であった豊前国府に近く、
小高い丘になっているため絶好の場所としてこの地に建立されたとのこと。

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みやこ町の見どころを画像にして台湾に持ち帰り、ブログアップによって観光客がみやこ町を目指せば、
異文化交流で活気あふれる町になりますね。

撮影日:2017.10.10

北九州市の高齢者大学の受講生一行が、みやこ町歴史民俗博物館を見学に訪れました。
みやこ町という町名は外来者には気になるところの様です。

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日本書紀によれば、景行天皇が九州の熊襲征伐の折、豊前国の長峡縣に行宮を建て、
この地を「みやこ」と呼んだという景行天皇伝説によるそうです。


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折よく博物館では、今年が夏目漱石の生誕150年にあたり、漱石の門下生で小説「三四郎」のモデルとされる
小宮豊隆の特別展が開催されています。

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小宮豊隆は現育徳館高校の前身である旧制豊津中学を卒業して東大に入りますが、
学生時代の出来事を漱石が小説「三四郎」の題材にしているようです。

小宮豊隆は、みやこ町出身のドイツ文学者で漱石全集を編集し、漱石研究の第一人者です。
博物館には漱石から小宮に宛てた手紙120通、書簡30通が保管されています。

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なかでも、漱石の小説「吾輩は猫である」の主人公の猫が死んだという小宮豊隆宛のハガキは、
喪の縁取りをして、漱石のユーモアが現れているとのことでした。

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見学会の方々は、ベテラン学芸員のアドリブが効いた案内に、
丁寧な説明で楽しい見学会になったと謝辞を述べていました。

撮影日:2017.10.2

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