【追悼文】 黄色の雨

平成25年5月発行 苅カレOB回だより 第4号

5月25日(土)の総会の時にみなさんに配布されましたが、
私は前もって行われた役員会の時に、一足先にもらってました。


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この追悼文がとってもステキで、是非とも紹介したいと
筆者のyamajiさんに許可を求めたら「嬉しい!!」とのお返事。


校正不足で2ケ所修正があったとのことでしたので、
紙面とはちょっと違いますが「オリジナルの原稿バージョン」でお届けします。


【追悼文】 黄色の雨

大事な人を失った。享年74歳。
同じ志を持って会を立ち上げた長である。
何もない、手探りの状態から奮闘し、基礎を作って、
やっとこれからという矢先の訃報だった。

法要の折、僧侶は、
「ご主人はやりたいことを全部やられて、旅立たれたのですよ」と、
奥様に言われたという。
それが残された親族へのマニュアル通りの慰めなのだろう。

けれどだけどしかし、人は誰も胸に抱き持った想いを、
すべてなしえて旅立てるものだろうか。
ましてや、会の将来を、あれこれ描いていた故人を
知っているだけに、その無念さを、私は感じる。

晩秋のひだまりの縁先、時が経つにつれ、
亡くなった人のかけがえのなさを想いながら、ぼんやりとしていた。

ふと目の前に、黄色の小さな小さなものが、雨のように落ちていく。
木の葉を揺らすほどの風はあるのに、迷いなくまっすぐ落ちている。
見れば金木犀の花弁であった。
見上げるほど高い木に咲く花なら風に乗り、舞いながら散ってよいものを。
ずいぶんと潔い散り方をするものだ。
存分に咲き誇り、散る際まで芳香を漂わせ、任をまっとうしたからか。

やりたい事を残して、それでも逝かなければならなかった、
会長の深い想いは、後に続く者たちが受け継いでいくことしかないだろう。

ひとすじ、ふたすじ、みすじと降るように散る風情に、
この寂しい気持ちを重ねている。


kashi1.jpg


地童座の初代座長は、生前、NPO法人まちネット人ネット九州の
活動発表会に登場してくださった方です。


立ち上げたきっかけ(2期生の卒業制作)や、いきいきサロンなどでの
活動回数の報告のあとは、もちろん「紙芝居」
その時の様子も、私はしっかりとブログでレポートしています。


メンバーが一時は3人まで減ってしまって、切羽詰っていたようですが、
新メンバーも加わり、今も精力的に活動していると、
先日の苅田まちづくりカレッジの授業で、7期生のみなさんを前に、
二代目:山路さんがしっかり報告してくださいました。

 
もう「心配ご無用」ですよ、柏崎先輩。

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このページは、剛のファンが2013年5月28日 18:33に書いたブログ記事です。

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